【結構、質素な概観です。】
この場所も実は「クローネン醸造所」があった場所です

なんだか、調べていた醸造所がことごとく無くなっていて
ショックです。
さて、中に入ってみます。
色々と古い醸造設備が展示されていますが
現在ベアレン醸造所で使用しているものとあまり変わりませんでした。
実は、ベアレンの設備はすごいです。
改めてロマンを感じる醸造所だな、と我ながら再認識しました。
(言い過ぎか?)
ドルトムントの醸造所の歴史をパネルで展示していました。
ちょこっと写真に収めてきました。
【1901年、すごい数です。】
この当時「世界4大ラガービール」と呼ばれていたドルトムンダー
の繁栄が伺われます。当時から輸出が盛んだった街で、鉄道沿いに
醸造所が立ち並び、出来たビールをすぐに樽詰め、瓶詰めして
鉄道で運んでいたようです。
【1958年、ずいぶん減っちゃいましたね。】
歴史的背景からすると、第二次世界大戦後。重工業の中心だった街で
、鉄鋼業や石炭採掘の現場で働く労働者が多く住んでいました。
当時は、地元の消費も多かったですし、ドイツ国内への流通も盛ん
でした。
醸造所の数は減っていますが、生産量はドイツ国内でも最大だった
と思われます。
【2006年、DAB一社になってしまいました。】
統廃合を繰り返し、行き着いた先がDAB一社への完全統合。
そして、このDABもラーデベルガーに買収されてしまいました。
もう、本当に残念でなりません。